お疲れ様です!川端です!
いつも【ばたブログ】をお読みいただきありがとうございます( ͡° ͜ʖ ͡°)
あの日から5年が経ちました。
(2012年6月1日、スタイリストデビューの日にお花と寄せ書きをいただきました。)
あれは5年前の2012年5月。
まだ東京・青山にある有名店にいた頃の話。
その年の3月からスタートした、「スタイリストデビュー前の3ヶ月で指名売上100万円」というチェックもクリアし、あとはスタイリストになるのを待つのみ!となっていた5月の終わり。
僕を待っていたのは、
『スタイリストデビューは出来るけど、新規には入客出来ない』
という残念な知らせであった。
理由としては、『新規のお客様に入るには人間性が伴ってない。』というようなものであったと記憶している。
(その当時の上司の判断は、今振り返ると妥当な判断であったし、自分自身が人間としても美容師としてもまだまだ未熟だった結果なので、そこに対しての不満は一切ありません。むしろ感謝の想いが強いです。)
が、それよりも僕にとって大きかったのは
「このまま、このお店にいれば、このレールに乗っていれば大丈夫だ!」
と入社以来、信じていたものが崩れ、
初めて自分自身と向き合うきっかけになったということだ。
当時の僕はそのサロンにぶら下がっている状態だった。
自分から新しいことを発信するわけでもなく、組織を良くしていこうという気持ちも今思えばまだまだ足りてなかったし、
その結果がアシスタント期間に6年もの歳月を費やす、という結果に表れていたのだと思う。
ただ、僕には時間がなかった。
29歳。
30歳の大台はすぐそこまで迫っていた。
長々とアシスタントをしてきた僕に、長々と新規のお客様に入れるようになる時間を待っている余裕は無かった。
「入れねーんだったら、自分で呼んできてやるよ!」
そんな気持ちから始めたのが深夜のモデルハントだった。
営業が終わったらすぐに青山からほど近い渋谷の街に繰り出し、名刺を配りまくった。
自分の名刺は無かったからショップカードに自分の名前スタンプを押して、
まだLINEが無かったから、そのショップカードにメールアドレスを書いて、街行く人に配りまくった。
その結果、多い月には30人を超える新規のお客様がショップカードをきっかけにご来店され、
その人数はお店にフリーの新規で来てくださるお客様の数よりも圧倒的に多かった。
「やれば出来るんだな。」
と思ったと同時に、有名店に入社してから6年間の仕事の取り組み方を悔いた。
有名店に入れなかった頃や、ロンドンにいた頃はもっともっと自分の人生について一生懸命考えていたのに、
有名店に入ったことに安心した僕は、考えることを怠ってしまい、気づけば6年間もの間会社にぶら下がった状態で無駄な時間を過ごしてしまっていた。
それからは色々なことが少しずつ変わっていた。
本を読むようになった。
人の話を聞くようになった。
今の積み重ねの先に未来があると考えられるようになった。
もっと成長したいと強く願うようになった。
そして、
渋谷のサロンに移籍し、
副店長となり、
子供が生まれ、父になり、
広島に戻り、今を生きている。
でも、最近思うことがある。
「俺はまだまだ成長できるんじゃないか?」
と。
今の環境は心地よくて、
素晴らしい仲間に囲まれて、
素晴らしい労働環境で働かせてもらっている。
ただ、広島に戻って来てすぐの頃のアグレッシブさというか、「やるしかない!」的な気持ちが少しずつ薄れている気がする。
悔しい想いと共にスタイリストになったあの日からもうすぐ5年。
スタイリスト6年目を迎えようとしている。
この5年間は、アシスタント時代の6年間と比べて、間違いなく濃い時間を過ごすことが出来ていると思う。
ただ、落ち着くにはまだ早い。
いや、もっと成長出来るはず。
働きやすい環境に慣れるのではなく、ここからまた何かを生み出せるように。
次の5年は、今日までの5年と比べた時に、段違いに濃い時間が過ごせているように。
一つ一つの仕事を全力で。
自分の限界を決めずに。
あの時の悔しい想いを忘れずに。
自分の命を燃やしながら。
たくさんの感謝の気持ちと共に。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました( ͡° ͜ʖ ͡°)
Have a nice weekend!
川端真史って誰だ?